10月1日は「ほおずき寄席」!

10月1日は

「ほおずき寄席」をみんなで、楽しもう!(公演詳細はこちら)

そもそも「寄席」って、なあに!

寄席というとイコール落語を聞くところって思っている人が多いのでは・・・・。でも、寄席で行なわれるのは落語だけではありません。講談、漫才、漫談、音曲、手品、曲芸など、バラエティーに富んだ番組(プログラム)が披露されるのです。まず前座の落語から始まり、漫才や手品などの色物と呼ばれる演芸と、二ツ目の落語がテンポよく進んでいき、最後に真打ちが登場します。寄席という小さな小屋の中では、お客様の笑い声やかけ声が絶えず聞こえ、一日まったりと楽しめます。似顔絵漫談や紙切りなどでは、お客様のリクエストに答えてくれることもありますよ。

寄席の起源をたどって行くと、古くは江戸初期に神社寺院の境内の一部を借りて、現在の講談に近い話を聞かせる催し物が開かれていたもの(講釈場)と言われてます。ただ、これは不定期に催されるものでした。これが原型となって、初めて専門的な寄席が開かれたのは、寛政10年(1798年)に江戸下谷にある下谷神社の境内で初代・三笑亭可楽によって開かれたものとされ、当神社には現在の定席四席による寄席発祥の石碑があります。当初は「寄せ場(よせば)」と[8]呼ばれ、後に寄席と呼ばれるようになりました。

現在、東京都内の、寄席の定席(いつでも落語を聞けるところ)は、鈴本演芸場(東京・上野)、浅草演芸ホール(東京・浅草六区)、新宿末廣亭(東京・新宿)、池袋演芸場(東京・池袋)です。そこへ行くと、幟やお囃子の音、風情ある建物など、まるで「お江戸」にタイムスリップしたかのような雰囲気にひたれます。

その寄席の醍醐味を地元多摩にいて堪能できるのが、「ほおずき寄席」という訳! 出囃子の解説を生演奏で聞けるのも風流だし、のだゆきさんの音楽パフォーマンスに聞きほれ、名人・林家正楽さんの紙切り芸に驚かせられ、トリは、入船亭扇遊さんの落語。落語のお題は、当日お客さんを様子を見て決めるのだとか。そのため、落語家さんは、たくさんの古典・新作落語のネタを楽常に仕込んでいるんです。その本題に入るための「枕」も、時事ネタを盛り込んだり、お客がお話にすんなり入っていける工夫をするなど、その落語家さんの個性も滲みます。さすがプロですね。さて、どんな落ちがまっているかは、当日のお楽しみ。(公演詳細はこちら)

  • 一言メモ●

林家正楽

寄席紙切りの第一人者、日本で一番元気な紙切り。気負いを見せない淡々とした芸で、客の注文に応じて、確実にそして綺麗に切り抜いていく。器用に手を動かしながら、洒落の利いた言葉の発するのも魅力。そのギャグのセンスにも注目! 注文から出来上がりまでの流れの組み立てなど、その流れるようなリズムにお客も魅了されます。どんな注文を出そうか、考えて出向くのも一興ですね。

 

入船亭扇遊

1972年に九代目入船亭扇橋に入門。前座名「扇ぽう」を名乗る。77年に二つ目昇進で「扇好」、85年に真打昇進で「扇遊」と改名した。淀みないしゃべりと明るく粋な芸風で、観客を江戸情緒の世界へと引き込む古典落語の名手である。表情豊かに艶っぽい女を見事に演じる。得意ネタは「明鳥」「不動坊火焔」など。92年の「入船亭扇遊独演会」にて、文部省芸術祭賞を受賞。

 

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